畑 健二郎
Vol.57 /2005/11/30
【第58話/無理はしない主義だけど君となら】
スミマセン
今週は色々長いと思います。
近況二つに四巻目の話と今週の話。
先週は短過ぎで今週は長過ぎ。
だからバランスを考えろと何度も……
……ってなことで、とりあえず参りましょう。
まずは近況一つ目。
実を言えば本気で
『作者急病につき
今週のハヤテのごとくは休載させて頂きます』
というような言葉が頭をよぎるような出来事がありました。
特に先週のメールを描いている時や
第58話を描いている時がピークで
本当に泣きそう……
いや、ちょっと泣いてたかも……
いや……泣いてたな……
まぁどんな事か一言で言えば
『みなさん歯は大切にしましょうね☆』
って感じでしょうか……
うう、かこわるい……大人なのに……
以前お話しした歯軋りが原因なのですが
徹夜の仕事明け、疲れて泥のように寝ていた時の話。
突然、頭の奥でこんな轟音がしました。
ゴキンッ!
その嫌な音と共に脳を直撃する激痛。
徹夜の眠気も消し飛ぶ衝撃。
「――――――――――――――――!!!!!!」
声にならない悲鳴。
あまりの痛さに目の前がホワイトアウト。
一瞬、何が起こったのかさえわからなかったのですが
どうやら歯軋りによる歯へのダメージが限界を超えたらしい。
ダッシュで歯医者に電話
でも上手くしゃべれない。口を開けることさえキツイ。
自転車を飛ばして駆け込むが途中、何度も
あまりの痛さに道路にうずくまる。
歯の痛みで激しい頭痛がしてくるのも初めての経験。
冬だというのに全身からダラダラと嫌な汗が噴き出す。
で、なんとか歯医者に辿り着き、早速歯を見てもらう。
歯の状態を見て歯医者さんが明らかに
「あ〜あ……」という顔に
以下、そのときの模様
歯医者さん(とっても美少女/以下、歯)
「これ、前から痛かったですよね?」
僕(大馬鹿野郎/以下、僕)
「痛かったですね」
歯「だいぶん前から痛かったですよね?」
僕「もう一年位前から痛かったです。特に最近は酷かったです」
歯「なんで痛くなってすぐ来なかったんですか?」
僕「……い、忙しくて……」
小さな痛みは一年ほど前からありました。
その痛みは一年かけて徐々に大きく育っていき
最近では冷たい水とか飲んで
口の中の温度が変わるだけでチクチクズキズキ。
痛いのは右の奥歯なのですが
物を食べるとき右を使うと痛いので左側だけを使っていました。
ていうかここ数週間は何もしなくても、ずっと痛くて辛くて
サンデーの巻末コメントにもそれが現れていたりしました。
だから年末に休みが出来たら歯医者に行く予定だったのです。
…………が、どうやら歯の方が持たなかったようです……
診てもらった結果
あまりに状態がひどかったので麻酔がまったく効かず
治療が困難ということで、
しばらくは痛み止めを飲んで
少し状態を回復させようということになりました。
しかし、痛み止めが効いている間は良いのですが
痛み止めが切れると再び激痛で目まいが……
しかも痛み止めも三日目くらいからほとんど効かず
ずーっとズキズキ……
食事はおろか、まともに寝ることさえ困難な状態。
そんな状態が先週の状態だったわけです。
現在は麻酔が少し効くようになり
神経を抜いたりしたおかげで、かなり楽にはなりました。
治療ももう少しで終わりです。
しかし歯は大事にしなくてはいけませんね。
たぶん人生で一番痛い思い出です。色んな意味で。
みなさんも歯軋りの激しい方は早めに歯医者さんに行って
マウスピースを作ってもらいましょうね。
それにしてもキツかった……
そんな近況一つ目。
で、二つ目の近況なのですが……………………
こちらは歯ではなく頭が……
いや、胃が痛いのですが……
何かというとですね……………………………………
えーと……
えーと…・。
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…………………サイン会をやることになりました………
ああ……胃が……胃が痛い……………
ひきこもりの漫画馬鹿は
人の目に触れる場所に出ちゃいけないって法律があるんですが
どうやらやるらしいです。
2006年1月15日に。
大阪で。
…………………
ていうか、人は来るんですか?
本当に大丈夫なんですか? 小学館!
いや、人が来ても来なくても
胃が痛いことに変わりはないです。
誤解のないように言っておくとですね
ここは大事なことなんですが
サイン会をやってもらえること自体はすごく嬉しいし
ありがたいし感謝もしているんですよ?
どんな人が読んでくれているのかなぁという興味もありますし。
嬉しいのは嬉しいのです!
ですが……………!
体は一つでも
心は一つじゃないんですよ。
ああ……
詳細はいずれまた。
では近況はこのくらいにして
次は四巻目の話です
−−−−−−−−−−−ネタバレ−−−−−−−−−−−−−−
さてみなさん。
第四巻は買っていただけたでしょうか?
まだという方は是非お近くの書店等でお買い求めください。
ていうか買ってください!
買ってくださった方。
ありがとうございます。
きっと全巻買っていただいていると信じています☆
第四巻はヒナギクがメインということで表紙もヒナギクにしました。
本当は伊澄の予定でしたが、
この巻に伊澄がほとんど出てないのでちょっと次の巻に見送り。
で、中扉もヒナギクでまだ十代だった桂先生とのツーショット。
まぁ巻末のおまけでも書きましたが
この辺りの話を作者は非常にやりたかったりするのですが
いかがなもでしょうか?
個人的にはとても気に入っているエピソードなので
スキを見てやろうとは思っているのですが……
で、以前も言いましたが
マラソン大会の中盤の第54話で
美希がヒナギクに文句を言うシーンがありましたが
その一連のシーンの間くらいにこのページを入れると
一体ここでどんな会話がなされていたのか
おおむね想像していただけるかと……
受け売りなのです。
あの時のヒナギクの台詞は。
あと中扉もそうなのですが
実を言えばこの漫画は
巻末のプロフィールの内容も相当気を使っています。
特に作中にまだ提示されてない様々な部分
(たとえばハヤテの兄だったり桂先生のギターだったり)
いずれ作者がやろうと思い、
エピソードとしてかなり固まっているものを
そっとちりばめてあるのです。
まぁ問題はそこまでたどり着けるかどうかなのですが……
頑張らねば……
さて、四巻目に収録されたそれぞれの話の内容については
その時のWEBを読んでもらうとして
ようやく今週の話ですが……
−−−−−−−−−−−ネタバレ−−−−−−−−−−−−−−
今回の話でようやく作者がこのシリーズでやりたいことが
見えてきたのではないでしょうか?
なんだか回りくどさも感じたかもしれませんが
それはそれでこの作者も
色々思うところがあったりなかったりなのですよ。
この漫画はいわゆる
『ラブコメ要素』が一応ある漫画だったりするので
そのラブの部分を置き去りにするわけにはいかないというか……
まぁナギとハヤテの間に
現在どの程度ラブがあるかは謎ですが
離れて気付くこともあるということで……
やはりラブコメの基本は
まず第一に物理的な距離というか
やはり『離れ離れの二人』だと思うのですよ。
そんなわけで今回は
キーアイテム『携帯電話』がないと発生しないイベント
みたいな感じです。
個人的には今週の話と来週の話は
ちょっと気に入っていたりする話なので
評判が良いと嬉しいです。
まぁ、毎週好評なのが一番良いんですが……
そういえば今週は
シスターのついての話をしようと思ったんですが……
これ以上長くなると
さすがに怒られそうなので今週はこの辺にしておきましょう。
長々とお付き合いいただき本当にありがとうございます。
それではまた来週〜☆