畑 健二郎
Vol.62 /2006/01/18
【第63話/疾風のごとく】
詳細は次週ご報告させていただきますが
取り急ぎまずはお礼を。
サイン会にわざわざ来ていただいて
本当に! 本当にありがとうございました!
初めてのサイン会で
どうしていいやら分からないことだらけでしたが
とても楽しかったです☆
色々大変でしたが
心底やってよかったです。
本当にありがとうございました!!
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で! ここからは
サイン会前の出来事というか
サイン会前に書いたものなのですが……
大失敗です。
痛恨の一撃です。
合併号の影響で1月11日の更新がなかったから
前回単行本の告知をするのを忘れていました……
なんてこったい。
生活がかかっていると言うのに……
てことで伊澄とナギが目印の単行本の第五巻が
すでに発売されています!
買ってください!!
お願いします!!
そしてすでに買ってくれている方!
ありがとうございます。
これからも努力していきますので
末永く見守ってやってください。
で、一応その単行本の解説など……
−−−−−−−−−−−ネタバレ−−−−−−−−−−−−−−
表紙はナギと伊澄。
同じ着物を着せると姉妹のように見えるだろうか?
……という絵です。
着物の色が綺麗に出たのでちょっと気に入っています。
そして鳥とか塗るのが楽しかったです。
実は意外と大変だったのが月の模様だったりするのですが。
中扉は潮見高校時代のハヤテと西沢さん。
この後、弁当の行く末やいかに……!
いつか、この後どうなったのか描ける日が来ると良いなぁと
思っています。
そして巻末と裏表紙が男だらけ。
東宮君の本名を
WEBでお知らせした『大弘』から『康太郎』に変更しました。
理由は大弘だとタイガ(大河)坊ちゃんと
名前の見た目が似ちゃうから。
まぁ大勢にまったく影響はありませんが……
内容については結構遠い記憶というか
ずいぶんと懐かしく感じてしまいます。
ていうかこれを描いていたのって夏だった気が……
時間の流れは早いなー……
で、まぁ単行本の話はこの辺にして
とりあえず長くなりそうな今週の話を……
−−−−−−−−−−−ネタバレ−−−−−−−−−−−−−−
さて、何から話しましょうか?
話すことは色々あるのですがまず一言だけ言うなら
長かったなぁ……
まさかこんな長いシリーズになるとは
予想していませんでした……
シスター登場の回から四話くらいで
必殺技まで辿り着くはずだったのに、
まさかこんなにかかるとは……
今後はもう少しコンパクトに話がまとまるよう努力します。
まぁ長くなった最大の理由は
やはりシスターというか
手間取ったのが本音を完全に隠しきっているキャラの
キャラ付けについて、という感じです。
やはり本音の部分を隠したままキャラを立てるというのは
想像以上に難かったというか、ややこしかったというか……
素の性格や設定などは
ガッチリイメージが決まっていたのですが
いざ描く段階になって
内容的にそれをどう形にしていいやら……困りました。
最初から何かを企んでる風で出したほうが
キャラ性がブレずにすんだかなぁとか色々反省。
というわけで、まずは今回のヒロインであるシスター。
シスター、フォルテシア・ニースあらため
シスター、ヒルダ・シャフルナーズのご説明でも。
本編では、入る予定だった名前の出るセリフが
抜けていたりするのですが
そのへんは単行本でシレッと修正されていると思います。
ちなみに彼女がシスターというのは本当なので
今後もシスターの格好は変わりません。
もともとシスターという設定は
彼女がこのシリーズの最後で
他人の名前を名乗っていることが分かり
一番最初に提示した『フォルテシア』という名前が
定着した頃呼ばれることがなくなるので
名前に対する違和感を最小限にするため
『シスター』という通り名を使うことにしたのです。
意外と便利な職業です。
ヒルダの父親は他界していますが
母は健在(離婚していますが)
そして彼女の一番の保護者である
お爺さんが生きていて、その人がいわゆるゴッドファーザー。
ヒルダが三千院家の執事の力を図るため
送り込んだテロリストたちは
そのお爺さんが手配したものです。
ちなみにヒルダに関して一番最初から決まっていた点が
『桂先生に倒されラスボスの座すら奪われる』
という部分だったりします。
基本的にこの漫画は心根が純粋な女の子が多いので
心の底からヤサぐれた女の子が
結構必要かなぁと思いまして……
あまり悪に走れるキャラが
今、登場しているキャラの中では少ないですし。
で、そうなると本編の中での力関係として
さらに悪に走れる、
なんというかキャラとしての許容量がデカイ方に
倒される必要があるかなぁと思っていたわけです。
そうなると当然その役割が振れるのは
桂先生以外いないので。
もっとも作者としては
シスター・フォルテシアという名前が
ダイナ○アからのインスパイアなら
最後の最後でパーティーメンバーの一人が裏切るのは必然!
と勝手に思っていたので
この一連の流れを予想してもらえていたなら嬉しいです☆
一体、何人の人が
今の話についてきてくれているんでしょうか?
ひーとーりーにーしーなーいーでー。
で、シスターの落とし所としてワタルがいたわけですが
これによりワタルは、なんだかんだで
強力な攻撃力を持つパートナーを手に入れたわけで
今後の白皇伝統行事などのパワーバランスに
彼も影響を与えられるかと。
従えているのがサキさんでは
どうあがいても勝ち目がないので(笑)
いつかシスターもサキさんと二人『チーム・メガネ』として
活躍して欲しいかなぁと思っていたりします。
純粋で真面目なサキさんと
邪悪でヤサぐれているヒルダは
結構いいコンビなのではと思っていたりするのです。
詰めの甘さが似てたりしますし、
歳も近いですし。
嫌がるサキさんが目に見えるようですが(笑)
てことで大きな流れとしては
マラソンまでさかのぼれるこのシリーズですが
ラスボス候補は最初から桂先生でした。
いや、というよりそれ以前から
必殺技で最初に倒されるべき人は、この漫画において
桂先生以外ありえないと思っていたので。
展開としてはこの後ベジー○よろしく悪霊の支配から
自力で覚醒するのだけど結局大暴れという流れに
しようかと思ったのですが
それをやるともう一週費やすことになりそうだったので
それはもう没に……
まぁ必殺技自体はすでに去年の番外編で
ハヤテが使っていたりするわけですが……
ハヤテの必殺技をRPG的に解説すると
『自身のHPを消費し、
その消費したHP分のダメージを相手に与える。
なお消費するHPは発動ごとに任意で設定できるが
一度使用するとしばらくダメージを回復できなくなる』
という感じでしょうか?
瞬歩というより
東方不敗が素手でモビルスーツを倒していた
アレに近い感じです……
名前はまだ未定……本編内では。
そのうち誰かが付けます。
あ、でもせっかくなので募集しようかな?
えー、皆さんの考えた名前が
ハヤテの必殺技になる!……かもです、かも。
お待ちしております☆
そして次週、この必殺技の
『ある意味』真の力が明らかに!
必殺技は伊達じゃないというのをお見せできる予定です!
お楽しみにしておいてください!
いろいろな意味で☆
まぁ担当さんには
「ハヤテの必殺技より
ワタルの必殺技のほうがスゲーよ」
と言われてしまいましたが……
必殺・年上女殺し。
少年の将来が不安です。
あと入りきれなかったので出番を削ってしまいましたが
メカは当然プロフェッサー牧村製。
額のMは牧村さんのイニシャルのMです。
あ、そういえば今週のWEBサンデーのカラーは
コピックで塗ってみました。
手塗りも久々だと楽しいです。
そして巻頭カラーのカラーは……大変でしたが
楽しかったです。
でも本編も一度くらい
手塗りにしてみても面白いかも。
どうでしょうか?
さて、なんだか長くなりましたが
それだけ長いシリーズでしたね……
実はもう少し書きたい事もあるのですが
それはこのシリーズ収録される予定の
第六巻が出たときにでも……
来週からは、しばらく元の
一話完結の話が続きます。
そして物語の時間と現実の時間が
再びリンクする時期に……
なんにしても
今後も『ハヤテのごとく!』を
よろしくお願いいたします。
それでは! また、次週(久々)☆