藤田和日郎
Vol.29 /2008/05/21
こんにちわ。
ユニクロに『うしおととら』のTシャツを作ってもらいました。サンデーとマガジンの50周年のコラボレーションの一環なんだそうだけど、嬉しいコトですよ。
ゆうみさん… サワダ… 友達がさっそく買ってくれました。ありがとう! 自分も買いました。おお、デパートにあると社会とつながってる感じがするなァ。
買って下さった読者のみなさん、ありがとうね。
ちょいと身内のハナシで失礼ぶっこきますがね。うちの仕事場で長いコト、アシスタントだったジョーこと片山ユキヲが単行本を出したんですわ。タイトルは『空色動画』。講談社のシリウス連載(こんなコト、ココで書いちゃだめかな。でも前述したように今、小学館と講談社は仲良しモードだし、いいでしょ? 林編集長。)です。
長かったんだ。ヤツがコミックスを出してもらうまではねえ。
なかなか面白いモン描いてたのに、ヤツに風は吹かなかった。でもね、ようやっと第一巻。しかもけっこうイイセンいってるんだなァ、コレが。女子高生達が、自主アニメーションに目覚めるハナシをコメディー風にやってるんだけど、時にじわっと感動もさせられる。フワッといい気持ちになりたい人はどうぞ読んでみて下さいな。もろ宣伝で、イヤラしいなと思った人はワリィね。でも、コレが『うしおととら』や『からくりサーカス』『邪眼は月輪に飛ぶ』で、ものスゴイ破壊シーンや、効果をつくり出して率先して描いていたヤツのマンガかよ!? ぜんぜんちがうじゃん! ってコトを比べるととっても面白いよ。(ホントに笑っちゃうくらいちがうのさ!)
休みの日に子供達・有毛(中学女子)と低学年男子をつれて九十九里浜に泊まりで行ってきました。天候はあいにく曇りだったけど、一日中浜辺で穴ほって山つくって防波堤と川を守ってきたら、日にやけました。あれだな。人によるだろうけど、海を前にしての浜の砂あそびは、かなり楽しいな。海が日常の不平や不満なんぞを根こそぎ吸い取ってくれるしね。こちとら根性の小さい週刊少年誌漫画家で、時間や人気に追われて精神が腐れてくるコトもありまさァね。それがあら不思議! スーっとすっきりだ!! どっちかっていうと子供より大人に向いたアダルトスポォツなのかもしれんね。
『犬夜叉』クライマックス。高橋先生はどうやってこの大長編に幕をおろすのでしょう。楽しみ。
『月光条例』、ひっさびさに化け物を描いているような気がしてものっスゴく嬉しいぜい。こういうのやっぱり性に合ってるカンジがするな。『一寸法師』もっともっと盛り上げますぜ〜。 では また。