満田拓也
Vol.9 /2009/05/20
この前ブルースウィリス主演の「16ブロック」ってDVD
(正確にはブルーレイディスクですが)
を借りてきて観まして
NY市警のさえないアル中刑事のウィリスが
16ブロック先の裁判所まで証人として出廷する囚人を
護送する任務を任せられるも、不正を働いてた同僚の
悪徳警官らに口封じのために証人もろとも命を狙われる、
というなかなかスリリングでおもしろい映画だったんですが
映画のソフトにはオマケの特典映像ってのがよく入ってますよね。
そこに「もうひとつのエンディング」ってのがあったわけですよ。
まあそれ自体は珍しいことでもないし微妙に違うエンディングは
どんなんだろなと思ってすぐに観てみたんですが
微妙というよりそっちはまるでバッドエンドな結末だったんです。
映画のネタバレになるので詳しく語れないんですが
生きるも死ぬも制作者の思いのままで
AとB両パターン撮ってみましたみたいな(笑
さっき観たいいほうのエンディングの余韻を返してくれと
なんというか、ああ、あくまでこれは作り物の映画なんだなと
わざわざ認識させられ感が
押し寄せてきてちょっぴし興ざめしてしまったんですよね(笑
いや、あくまで決定稿はひとつで結局そっちを選んだ
この映画のラストは正しかったと思うし
わざわざDVDのオマケ映像のBパターンを観て
文句言うほうが悪いんですが
没になったほうはあまり観せるもんじゃないですね
漫画のネームしかり
そういえば僕自身、前作のエンディングで
物議をかもした経験もありますから
やはり物語の終わり方は慎重の上にも慎重を期すべし
ということで・・・・(笑