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若木民喜

Vol.20 /2006/05/10

こんにちは。皆様。
1週間ぶりでございます。若木です。
畑先生ところが更新されてたから、更新忘れたかと焦りました。

第20回目のバックステージでございます。
皆様、よいGWをお過ごしでしたでしょうか。

私も一日休みを取って、江ノ島に行って参りました。江ノ電乗って。道中のBGMはもちろん、サザンオールスターズの鎌倉物語であります。

久しぶりに大きな外出なので、何もかも新鮮でした。電車乗るのすら久しぶりで、タイムスリップした殿様気分ですよ。江ノ島は過去様々な作家さんのインスピレーションの源となったところですが、ボクは恥ずかしながら、行くのは初めてなのです。

猫と神様と階段の島でしたね。江ノ島は。

めちゃ小さい島なのに、やたら神社がありまして(というか、島全体が神社)、それが坂道で立体的に結びつけられて、階段を上がるたびに急に新しい風景がやってくる。そして、この島に山ほどおる猫が出入りしてトッピング。それらの風景のバックは常に海。なるほど、非常に絵的な風景が広がっておりました。

引き潮の時にだけ渡れる島、3姉妹の神様を辺津宮、中津宮、奥津宮と三つに分けて奉った神社、いたるところに現れる猫、延々と続く階段。今すぐにマンガの舞台にできそうですね。

とどめに島の裏側にある江ノ島岩屋。島の裏側にある、富士山にまで繋がっているという恐ろしい大洞窟。100メートルを超えるような長さの洞窟をロウソク持って入って行くと、その突き当たりにはほこらが。でも、ほこらの裏側は真っ暗で何も見えない。怖い・・・。その先の探険は藤岡弘に任せるとして、これまた霊場感満点ですよ。江ノ島の頂上にあるサムエル・コッキング苑の展望台から下を見ると、小さい島のクセになかなかコンテンツ詰まっとるですよ。(この展望台、なんだか知らないけど、逆円錐型なんですよ。こんな形だと展望台で人が一方に集まったらコケるんちゃうか?という恐怖で端に寄れなかったです)。

今は中途半端に観光地化してしまってはいますが、今でも、想像の仕方次第では幾らでも江戸川乱歩的な世界へ飛んで行けそうな場所でした。さすがに昔は有名な霊場だったと思わせる場所です。そういえば、同じような砂州に立つ島のモン・サン・ミッシェルは「天空の城ラピュタ」のモデルになりましたが、江ノ島が舞台だったら、どんなラピュタになっていただろうなぁ・・・てなことを考えて階段を上がり降り。

海を見ながら色々考えごともできて、なかなか有意義なGWでした。
江ノ電に乗ってたら上條淳士さんの「TO-Y」で出てきた風景が見えて、昔のサンデー読者的にも嬉しかった!『TO-Y』面白かったなー。

読者の皆さんはどんなGWをお過ごしでしたか? GW明けでうざったい日が続くかもしれませんが、仕事に勉強に頑張ってください。ボクは階段の登り降りが効いて、破壊的な筋肉痛に悩まされています。



そうそう、最後に単行本を買ってくれた方へのプレゼント企画はまだ応募募集中です。ハガキに●住所●氏名●年齢●電話番号●「合言葉」を書いて、下記のところまで送って下さい。

〒101-8001
東京都千代田区一ツ橋2-3-1
少年サンデー気付け
若木民喜「若木民喜の部屋のゴミプレゼント」係

大してハガキ来てないと思うので、当たる確率は高いと思いますよ。
詳細は第18回のバックステージ
(http://www.websunday.net/backstage/wakaki18.html)をご覧下さい。

それでは、また来週。
この時間、この研究室でお会いしましょう(仲谷昇)。